ひとしきり演技が終わると、少年はガイの目玉 をまぶたに戻しました。

 

 

「どうもありがとう。君の目玉 の色が大好きだよ。」



「楽しかったよ!こちらこそありがとう」



「じゃあ僕に ク ッ キ ー をくれない?」

 

いいよ、と言ってクッキーを出そうとしたときです。

 

 

「お兄ちゃんどうしよう!おかしが入ったブリキの缶 が見当たらないの

「なんだって!?」

 

 

ゆっくり二人のやり取りを聞きながら待っていたhでしたが、
やがて顔が曇り始めました

 

 

 

「クッキーくれるって言ったのに!くれるって!言ったのに!!

「ごめんなさい!ここに置いておいたはずなんだけど…」

 

「クッキーくれなきゃ…いたずらしちゃうぞ!」

 

 

hは両手を開いて頭上へと持ち上げました。

すると、ガイとリップの目玉 が空間へと登ってゆきます。

やがてhは愛しそうに4つの目玉を手のひらに受け取ると、
黒いつぎはぎだらけの袋に詰めてしまいました。

何も見えない!どうしよう!」

「お兄ちゃんも見えない!」

 

「約束を守れなかった罰だ…目玉は返さないよ…」

hのくすくすという低い声を聞きながら、

 

2人は意識が遠のいていきました。

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