天使は血相を変えて言いました。
「大変!誰がこんな酷いことを!」
そう言うと 「彼の魂を探さなくちゃ!」と言って飛んで行ってしまいました。
迷える魂を救済するのが天使の使命だからです。

友人の変わり果てた姿に、4人は立ち尽くすしかありませんでした。

頭の入った鍋を囲んで、呆然としていると1人が
「ねぇ、このままじゃあ彼がかわいそうだよ。鍋から出してあげよう?」
4人は手分けして頭をやさしく出してやりました。
フランケンが首だけの男の薄汚れた頬を指先で拭いてやるのを見ながら、何やら相談が始まりました。



「思ったんだけど、体はどこへきえたんだろう?」
「町中にばらばらになっているのかも」
「この戸棚にしまってないかな?」
何気なく、吸血鬼の男がすぐ後ろのたなを開けると、
くの字に畳まれた腕が入っていました。

 

 

 

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