「一人で空を飛んでいたわ。」
お屋敷の主の魂は、自分の死体を目の前にしても別に驚く素振りも見せず、 たたずんでいました。
悪魔はこの重い空気を追い払うかのように、言いました。
「とりあえず、生き返ってみたら?」
悪魔はステッキを振ると 「さぁ起きるんだ!」と言いました。
するとどうでしょう!死体の指先が動いたかと思うと、むっくり起き上がりました。
そして、辺りを見渡して「あれ、おれは死んだはずなんだけど?」と言いました。
「うん、体がばらばらだったよ、でも縫ってあげたから。」
狼男は得意気に答えました。
そう言われて、つぎはぎだらけの男は 「本当だ」 とだけ言いました。

「今からハロウィンパーティーするんだけど、一緒にやらない?」
「そういえば、変な格好してるよな、お前ら。
だったら俺も仮装がしたいな。」
「もう十分だよ。つぎはぎだらけだもの。」
その吸血鬼の一言で5人は吹き出しました。
「本当にあななたちはハロウィンが好きね。」
「うん、生きていた時の最後の思い出だから。」