夜もふけて、パーティーも終わりに差し掛かって来ました。

「さぁ、もうすぐお別れの時間よ。彼の死体を埋葬しましょう。」
つぎはぎの男は自分の死体を、用意された棺桶の中に横たえました。
そして魂だけ抜け出ると、適当なところで座り込みました。

棺桶に入っているつぎはぎの男の死体を見ながら4人はきりだしました。

「今日ここへ来たのは、君にお別れを言うためだったんだ。」

「そうだったのか。
ずっと来ないと思っていたら死んでたなんて知らなかった。それに、
君たちが来なかったらずっとあのままだったところだよ。
おれの死体を見つけてくれて、ありがとう。」
天使が、閉めるわよ 、と棺桶の蓋を掴みました。


「宝探しみたいで楽しかったよ。
それより、どうしてこうなってしまったのか憶えてる?」
棺桶が完全に閉まりました。



「しっかりと憶えてる。おれは三日前に殺されたんだ。しかもかなり計画的で残虐な手口で。
でも奴は1つ間違いを起こした。脳みそが冷凍庫で保存されていたお陰で
今も記憶ははっきりしているよ。死ぬ寸前まで奴の顔を見ていたから。」

「だったらいつでも復讐できるね。」
棺桶に土がかけられます。


すると、 天使が手を止め、口を開きました。


「犯人はもう地獄へ落ちてるわ。今日死んだの。」

「それって・・・?」

「あなたは、もう復讐を果たして来たのよね?
空を飛んでいたのはその帰りだったからでしょう?」

 

「実はそうなんだ!
死体の鮮度が魂の記憶にまで影響して来るなんてねぇ。」


「もちろん個人差はあるけどね。」

悪魔が棺桶を埋めながら、付け加えました。

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