丑 三 つ 時 。

 

 

2人はこっそり窓から外へ出ました。

リップは買ったばかりの靴を履いてきました。
緊張を紛らわすために、
ガイはブリキの缶からキャラメルを取り出して、口に入れました。



森を歩いて行くと、明かりが見えました。



走って近付いて見ると、
それはそれは可愛らしい、パンケーキのような形をした
オレンジ色の小さなテントが張られていました。

 

「この封筒と同じでツヤツヤね!」

「入り口は何処だろう?」

 

裏側に回ると、ありました。
ウサギの置物が看板を持っています。

 

『ガイとリップへ。ようこそ楽しいショウへ。ここからどうぞ!』

 

と書かれていました。

 

ガイはいそいそと中に入って行きました。

 


リップはふと、振り返ってウサギの置物に目をやりました。
なんと、置物のウサギがウィンクしたのです。
リップは嬉しくなってウサギに手を振りながらガイの後を追いました。

 

 

 

テントの中は、真夏のように暖かく、軽快な音楽がかすかにかかっていました。
低い男の声が響きわたります。

 

 

「ようこそおいで下さいました。
本日は見世物小屋となっております。 こちらの橙色のカーテンからお入り下さい。」

 

 

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