僕はその日、頭蓋骨を棺桶に戻す事に決めた。

 

夜中になるのを待って、墓を目指す。

 

 

 

昼間はずっと、エミルを解体していた。
この傑作を手放す事が悔やまれた。

 

 

エミルの鼻筋、唇、そして大きな瞳…

もうこの面影を眺める事ができないと思うと涙が出た。

 

 

 

僕はエミルを愛していた。

 

 

身体から切り離して頭だけを布に包んだ。

粘土を頭蓋骨から引きはがす事はできないので、このまま棺桶に戻す事にした。

 

墓に到着して、棺桶に到達するまで掘った。

蓋を開けると白骨化した亡骸が納められていた。

 

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