足が



腕が

 

頭が

疼く

 

犬の声

犬の声

 

足に噛みついた

 

腕を噛みついた

 

 

 

頭はちまみれ

 

「その歌、何?」


いくら綺麗な歌声でも、こんなおかしな歌を歌われたらたまりません。

「犬にかまれた人の歌。」

「もっとすてきな歌詞にしてよ」
「だってみんなが仲間外れにするんだもの」

まだ彼は不機嫌でした。

 

とん、とん。

 

誰かが玄関のドアをノックしています。
ドアを開けると、悪魔猫が立っていました。

「やぁ、僕もまぜてよ。悪いようにはしないから」
と、 よくわからないことを言いました。彼はいつも、こうなのです。

「何のこと?」

「いや、だって、素敵な歌がきこえてきたからさ」

「あれは確かに君が好きそうだね。」

「ねぇ、とりあえず家の中で、君の煎れた紅茶が飲みたいんだけど」

「・・・いくらでもどうぞ」


4人は、奇妙な夢の話をしてみる事にしました。
悪魔は聞いているのかいないのか、 うっとりしながら目をつぶって大袈裟にうなずいていました。
そして、こう切り出しました。

「君達、今から自分達の肉体が眠っている場所に、行ってみないかい?」

「どうしてそうなるのよ?」

「行ったら何か変わるの?」

悪魔は赤い目をめいいっぱい開いて言いました。



「二度とそんな夢は見なくなる」


4人はあっけに取られながらも、わくわくしていました。

 

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