4人は、薮のすきまから様子を伺うことにしました。
「僕達、いつまでもあんなところに埋めてあったら、何回泥棒に遭うのか知れないよ」
「もっと安全な場所で土になりたいよねぇ。」
「あのお屋敷の庭がいいな。」
「そうしよう。」
「死体をあのお屋敷に移すなら、ついでにお葬式もしなくちゃね。」
「自分のお葬式を自分でするなんて、何だかおかしいねぇ!」
その話題を聞いて悪魔は、
彼らと一緒に住んでいたはずの屋敷の主人がいないことに今さら気が付きました。
「彼とはもう住んでいないのかい?」
「あぁ、彼は今日は、天使の所へ手伝いに行っているよ」
「食事をしに帰っても来ない。きっと仕事が忙しいんだ。」
「大人って大変だよね」
「唯一歳の離れた同居人に、冷たい言い様だねぇ」
そんなことを話していると、どんどん日は暮れて行き、
とうとう夜になりました。 そのときです。

黒い犬がどこからともなくやってきました。
息を殺して観察していると、
まんまと頭蓋骨をくわえていきました。
4人は、少し距離を置いて、追いかける事にしました。