♪・♪♪・♪―〜〜♪・♪・・・

 

独特の旋律が部屋中に響き渡ります。

 

 

 


 

 

「ちょっと、静かにしてくれない?ペンが進まないよ」




小説家は、鳥を見もしないで言いました。
小説が認められないのに加え、 スランプ中で頭が爆発してしまいそうでした。

 


それでも鳥は歌い続けます。

普段なら、歌を歌えば小説家はとても褒めてくれたのですから。




この歌は、小説家が自ら作って教えた歌でした。

 






しばらくペンを止めて下を向いていた小説家でしたが、

やがて乱暴に席を立つと、 鳥籠を抱えて
「そんなに歌いたいのなら、歌ってくればいい!」 と言って

鳥を窓から放してしまいました。