部屋は静かになりました。

それと同時に寂しさが襲ってきました。

 

しばらくすると、友人が3人尋ねてきました。

 

 

一人は背高のっぽ。その隣りは、いつも笑顔のまとめ役、もう一人は、色の白いやせっぽち。

 

 

「やあ、調子はどう?」背高のっぽが言いました。
「全然書けなくって嫌になっちゃうよ」
大好きな友人3人の訪問で、小説家はとても安心しました。


ペンを休めると、席を立ちました。
「お茶を入れて来るよ」 そう言ってキッチンへと消えて行きました。

部屋に残された友人たちは、小説家の部屋の異変に気がつきました。

キッチンにいる小説家に問い掛けます。



「ねえ、鳥はどうしたの?」


しばらくして、お茶を運んで来た小説家は、浮かない顔で答えました。
「さっき逃がしてしまったんだ。」
やせっぽちが、攻めるように言います。 「でも、後悔してる顔だね?」
背高のっぽがたしなめるように言います。 「ここでのんびりお茶飲んでたらだめじゃない?」
まとめ役が、小説家の腕を掴んで言います。 「探しに行こう?今すぐ!!」